NPO法人「みどりのゆび」は、美しい緑の道であちこちの緑地を繋ぎ、子どもから高齢者まで健康的に楽しく歩いてもらいながら環境保全を行なう団体です。イギリスのフットパスのように、多摩丘陵や日本の里山が美しい風景に満ちた道で繫がっていくこを願っています。緑地保全ばかりでなく、里山の農業や農家に対する支援、基金活動や将来の子どもたちへの環境教育も行います。皆で大切なふるさとを創っていきたいと思います。このためのガイドブックとして、「フットパスマップ」の作成をしています。このマップを片手にフットパスのすばらしさに触れていただくことを願っています。





酪農家集団AB-MOBITはH14年より牧場をつなぐ根室フットパスの整備を開始しました。根室フットパスは厚床パス、初田牛パス、別当賀パスの3つから成り全長約43kmの散歩道です。景観に配慮したコース設定がされており、酪農産業の開拓の歴史、気候風土を歩きながら感じることができます。また、フットパス上にはファームレストラン、農産物加工体験館、手作りキャンプ場があり、これらの酪農家と交流できる拠点に立ち寄りながら歩くことができます。













石狩平野と増毛山地(雨竜沼のある)を望む江部乙丘陵地は、札幌と旭川間に位置する至便の地で、屯田開拓の歴史と岩橋英遠画伯(文化勲章)らを輩出した文化の香り漂う農村部です。平成18年より高速バス停留場と「道の駅たきかわ」を起点終点に周回する3本のフットパスコースを設定し、半日あるいは一日日程で案内人同行型のイベントを実施しています。里山特有の自然に触れながら、牛や羊が草を食む500ヘクタールの市営丸加高原牧場や栽培面積日本一を誇る菜の花畑を巡り、また余市に次ぐ産地だったりんごの往時を偲ばせる遺構や途中に点在するギャラリー訪問なども織り込み、旅路の最後は当地特産のアスパラやりんごや果物類の試食を楽しんでいただきます。



奥尻島観光協会が中心となって島時間を満喫する為にH20年に誕生した「島歩き奥尻島フットパス」は3コース設定されていて、島の中心街を巡り奇岩「鍋釣岩」がある海岸線とブナの大木に出合える深い森を歩く「奥尻の森と街コース」・島の最南端でH5年に島を襲った津波の教訓を学べる「青苗岬めぐりコース」・島の空港周辺を巡り水田・ワイン葡萄畑・奥尻和牛といった景観やめずらしい旧滑走路も歩ける「空港・大寺屋敷コース」があります。うに・あわび・いかなどの海の幸を堪能しながら、ゆとりある島時間と魅力を十分に満喫していただきたいです。    関連HP  http://www.unimaru.com/