ヒグマは国内では北海道のみに生息する日本最大の陸上哺乳類で、北海道の豊かな自然を代表する野生生物です。同時に古くから人や家畜、農作物に被害を与える存在ともなっています。
北海道の山野はどこでもヒグマの生息域です。人身被害に遭わないために一番大事な事はヒグマに出会わないことです。
毎年、多くのヒグマが目撃されています。
全道各地でヒグマの目撃や食害が多く、テレビのニュースや新聞などでヒグマの出没や目撃、形跡の情報が取り上げられています。黒松内町でもヒグマの目撃や農作物の食害等の情報が多く寄せられています。
「ひぐまっぷ」で黒松内町のヒグマ出没最新情報をチェック
- ひぐまっぷ - 黒松内町2025年度<外部リンク>
https://higumap.info/map/393/2025 - ひぐまっぷ - 黒松内町2024年度<外部リンク>
https://higumap.info/map/393/2024 - ひぐまっぷ - 黒松内町2023年度<外部リンク>
https://higumap.info/map/393/2023
町民の皆様へのお願い
町民一人ひとりの取組により、人里に近づくヒグマを減らすことができます。
- 生ゴミや食べ物(漬物等)を外に置かない。
- ゴミは収集日当日の朝に出す。
- 規格外の農作物を屋外に放置しない。
- 家庭菜園の作物を早めに収穫する。
(ゴミや作物の味を覚えると繰り返し出没します) - 自宅周辺の草刈りをする。
(ヒグマは身を隠せる茂みを移動する習性があります)
ヒグマに遭わないために
ヒグマは春から秋にかけて活発に行動しています。
山菜採り、キノコ狩り、登山、ハイキング、アユ釣り等で山林に入る際は、十分に注意してください。
また、山林に比較的近い人里周辺での目撃等の情報もあるので、同様に注意してください。
万が一、ヒグマに出会ってしまった場合は、その時の状況(地形、天候、時間、ヒグマの個体差など)によって、対応は様々ですが、まずは、ヒグマに遭遇しないために何をすべきかがとても重要になります。
ヒグマによる人身被害を防止するために、皆さんのご理解とご協力をお願いします。
あなたが被害者にならない一番の方法は、ヒグマに遭わないことです。
【ヒグマに遭わないための基本ルール】
- 事前にヒグマの出没情報を確認する。
- 熊出没注意の看板が立っている場所には近づかない。
- 薄暗いときには行動しない。
- 明け方や夕方はヒグマが出やすいので注意する。
- 一人では野山に入らず複数で行動する。
- 野山では音を出しながら歩く。(クマ鈴やラジオなど)
- フンや足跡を見つけたら、引き返し、役場や警察に連絡する。
- 食べ物やゴミは必ず持ち帰る。
ヒグマに遭遇してしまったら
子グマに出会ったときは、そっと立ち去ってください
- 見えなくても、親グマが近くにいますので大変危険です。
とにかく落ち着いてください
- ヒグマまで距離があるようなら、そっと立ち去ってください。
- 急に大声を出さないでください。
大声を出したり、物を投げつけたりするとヒグマは興奮します。ヒグマに逃げる機会を与えるよう心がけてください。 - 静かに退避してください。
ヒグマから目を離さないようにして(しかし、ヒグマと目を合わせることは、攻撃の合図になるので危険です)、できるだけゆっくりと後退してください。
持ち物(帽子や衣類など)を静かに地面において、ヒグマの注意をそらしてください。
ヒグマとの間に立木などの障害物を置ける位置まで移動できれば、突進を防ぐことができます。
走って逃げないでください
- ヒグマは「逃げるものを追う」習性があるといわれています。背中を見せて逃げるなど、不要な刺激を与えることは危険です。
ヒグマに攻撃されそうなときは
- 急所(頭部や首)を守ってください
万が一、ヒグマが襲ってきた場合には、すばやく地面の窪みや岩陰にうずくまり、両手で頭部や首をガードしましょう。頭部挫傷や首の裂傷などは致命傷となりかねません。 - 立ち上がるのは威嚇行動ではありません
立ち上がる行動は大抵の場合は攻撃しようとしているのではありません。ヒグマは視覚があまりよくないため、視覚で確認できないものを臭いで察知しようと、周囲をうかがいあなたが何者か確かめようとしているのです。
ヒグマを目撃したときは
町内でヒグマを目撃した場合、フンや足跡などヒグマの痕跡を発見した場合は、町産業課(電話番号0136-72-3835)及び寿都警察署(電話番号0136-62-2110)にご連絡ください。
ヒグマとのおつきあい
「ヒグマとのおつきあい」はこちら⇒ ヒグマとのおつきあい (PDF 1.29MB)
ヒトとヒグマが生きる道
「ヒトとヒグマが生きる道」はこちら⇒ ヒトとヒグマが生きる道 (PDF 831KB)
ヒグマを正しく知ろう!
【北海道環境生活部自然環境局野生動物対策課ヒグマ対策室のページを引用】
日本では北海道のみに生息する「ヒグマ」について、生態やヒグマと出遭った時の対応策など、ヒグマを正しく知るための学習コンテンツを作成しました。
ヒグマ対策の基本は、まずはヒグマについて正しく知ることです。
本コンテンツをご利用いただき、北海道で生活するにあたって、身近となりつつあるヒグマについて、「どのように関わりあっていくか」、「事故を未然に防ぐためにはどうすれば良いか」という部分において考えるきっかけとしていただければと考えております。
- ヒグマを正しく知ろう!【北海道HP】<外部リンク>
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/higuma/131740.html
ヒグマ推定生息数の変化
北海道のヒグマの個体数は増加傾向にあり、警戒心の薄いヒグマが人の生活圏に頻繁に出没するようになってきています。
「ヒグマ推定生息数」はこちら⇒ ヒグマ推定生息数(R4年度) (PDF 1.2MB)
人身事故発生状況
- ヒグマによる人身事故等発生状況【北海道HP】<外部リンク>
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/higuma/higuma-accident.html
野生鳥獣被害調査
- 野生鳥獣による被害調査結果について【北海道HP】<外部リンク>
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/higai.html
ヒグマ管理の計画
【北海道環境生活部自然環境局野生動物対策課ヒグマ対策室のページを引用】
北海道では、人とヒグマとのあつれきを軽減しながら、地域個体群の存続を図るため、北海道ヒグマ管理計画を策定し、総合的なヒグマ施策に取り組んでいます。
「人とヒグマをすみ分け 地域のくらしをまもる」はこちら⇒ 「人とヒグマをすみ分け地域のくらしをまもる」(北海道ヒグマ管理計画(第2期)改定(概要版) (PDF 1.75MB)
参考<ヒグマに関する情報のリンク先>
- クマ類の出没対応マニュアル -改定版-【環境省自然環境局】<外部リンク>
https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5-4a/ - クマに注意!-思わぬ事故をさけよう-【環境省自然環境局】<外部リンク>
https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5-4a/kids/index.html
このページに関するお問い合わせ先
黒松内町役場 産業課
〒048-0101
北海道寿都郡黒松内町字黒松内302番地1
電話番号:0136-72-3835(直通)
電話番号:0136-72-3311(代表)
ファックス:0136-72-3833
メールアドレス:sangyou@town.kuromatsunai.hokkaido.jp