自然豊かな黒松内を代表する資源に、歌才ブナ林と朱太川が挙げられます。
歌才ブナ林は、市街地から2km程の場所にあり、約92haのブナの原生林が広がっています。
昭和3年10月22日、自生北限のブナ林として国の天然記念物に指定され、以後2回の伐採の危機がありましたが、ブナの学術的な価値の保存を訴えた大学教授と地域住民の嘆願により難を逃れ、現在に至っています。
町内を縦貫する朱太川をはじめ、豊かな森が育んだ美しい川には、アユやヤマメなどが生息し、毎年多くの釣り客が訪れます。
また、太平洋側の長万部町から本町を経て、日本海の寿都町へ続く黒松内低地帯は、夏は南から冷たい風と海霧が流れ込み日照が少ない特殊な気候となっています。
ブナをはじめとする広葉樹主体の本州型の森林は、この低地帯が境界となっていることから、温暖化による自然界での環境変化を実際に見ることができる貴重な地域として注目されています。
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